ゲームボーイの『ポケットカメラ』にはシンセサイザー&シーケンサー機能が付いています。みんな知ってる常識デス。知らない人はモグリです。素人デス。ボクはぜんぜん知りませんでした(泣)。中古ゲームショップに行ってみると480円でゴロゴロ発見。マニュアルが無かったので、どうやったら音楽モードに入れるのかサッパリ判らず、30分ほど格闘。どうやらインベーダー・ゲームをやって右端の敵をやっつけると音楽モードになる模様(笑)わかりにくい(笑) で、使ってみたんですけど、コレ素晴らしいではありませぬか。カメラのオマケにしておくなんてもったいない。何故これを発展させた単独の音楽ソフトを開発しなかったのでしょう。

ポケットカメラ

基本的には3台のシンセから構成されていて、1台目は3種の波形を選択可能なシンセ。ENVがわりかし柔軟なので、ストリングスのような持続音から、チェンバロのような減衰音まで自由に作ることが出来ます。モジュレーションも付いているので変態音も余裕。2台目
にはFM変調をかけたような独特の歪んだ波形が内蔵されていて、これがなかなか味のある音を出します。3台目はリズム音のためのノイズジェネレーター。パーカッション系の音を作れます。


ポケットカメラ


これら3台のシンセで作った音を、それぞれ16ステップ・シーケンサー(可変自在で変拍子なども可能)でフレージングし、最終の
MIXモードでプレイするわけですが、MIXモードでは内蔵された効果音をリアルタイムに演奏することも出来るので、事実上計4トラックで音楽が演奏できることになります。NANOLOOPのように1曲丸々プログラミングすることは出来ませんが、ループネタ制作マシンとしてはとても魅力的なアイテムです。出音もすごくカッコイイ☆